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交通事故で車を壊されました。対物賠償責任保険とはなんですか?


掲載日:2017年5月19日|最終更新日:2020年1月8日

自動車の運転中、他人の車や物の接触・衝突し、他人の自動車や建物などの物を壊した場合、物の損害をカバーする保険を対物賠償責任保険といいます。

この保険は、任意自動車保険に組み込まれています。

対物賠償責任保険は、支払われる保険金が無制限のものが多いですが、制限がついているものもあります。

支払われる保険金に制限があるかどうかは、加入している保険にどのような特約が付されているかによって変わってきます。

 

対物賠償責任保険とは

自動車保険のイメージ画像対物賠償責任保険とは、被保険自動車(保険対象自動車)の所有・使用・管理に起因して他人の財物を滅失・毀損または汚損したため、被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を填補する保険です。

対物賠償保険、単に対物保険とも言われています。

例えば、他人の自動車や店舗・住宅などの建物、他人の衣服や時計、代車費用や自動車事故で損害を被った店舗の休業損害、休車損害も対物賠償責任保険の補償対象となります。

 

 

対物賠償責任保険の必要性

バイク事故のイラスト

自賠責保険・共済は、強制保険ではありますが、人が事故により傷害を負った場合や死亡した場合に保険金が支払われるものです。

したがって、自賠責保険・共済は、物損についてはカバーしていません。

そうすると、物損事故の損害をカバーするためには、任意保険である対物賠償責任保険に加入している必要があります。

物損は、人損と比べると軽視されがちですが、相手方の車が高級車であった場合、商業施設等の建物に損害を与えた場合などは、賠償金が高額になることが多いです。

これらの予測不能な高額賠償を強いられないためにも、対物賠償責任保険の加入の必要性は高いと言えます。

 

 

対物賠償責任保険が支払われるとき

お金対物賠償責任保険が支払われるときは、当たり前ですが、物損事故である必要があります。

もちろん、人損・物損が両方起きている事故でも、物損事故の限度で支払われます(人損部分に関しては、自賠責保険や対人賠償責任保険から支払われます)。

事故時に運転していた者が、①記名被保険者②記名被保険者の配偶者③記名被保険者又は配偶者の同居の親族④記名被保険者又は配偶者の別居未婚の子のいずれかに該当する必要があります。

①は、被保険者として契約していた者です。保険契約者は、当然に支払いの対象です。

②は、保険契約者の配偶者、つまり夫や妻です。内縁の夫や妻も支払い対象になると考えられています。

③や④は、保険契約者の親族等が運転していた場合も支払い対象です。

特に、④の別居未婚の子も対象となっているため、支払い対象は広く保護されています。

この他にも、⑤許諾被保険者(保険契約者から承諾を得て被保険自動車を使用中の者)も支払い対象となっています。

 

 

対物賠償責任保険の免責事由

任意自動車保険の契約者や被保険者が交通事故によって法律上の賠償責任を負うとき、保険者である任意保険会社が保険金の支払いを免れることになる事実を免責事由といいます。

事故原因による免責事由

噴火対物賠償責任保険における事故原因による免責事由として、わざとつまり故意に起こした事故が支払いの対象外となります。

また戦争や騒乱、暴動、地震、噴火、津波、台風、洪水、高波等の自然災害、核燃料の事故、放射能の汚染による事故、自動車を使用した曲芸やレースなどの事故による損害も対物賠償責任保険の支払いの対象です。

 

被害物件による免責事由

物損事故その他の免責事由として、保険契約者、運転者とその家族(父母、配偶者、子)の所有物が壊れた場合は、支払いの対象外です。

なお、保険契約者が友人に車を貸し、その友人が保険契約者の所有物等を壊した場合は、保険金の支払いは、ケースバイケースとなります。

この場合は、約款を詳細に確認する必要があります。

また、対人賠償責任保険では、職場の同僚に生じた人損は、支払いの対象外になりますが、対物賠償責任保険では、同僚の所有物等を破損させても支払いの対象となるため、免責事由に該当しません。

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